括弧でくくる: Sample 2: 応用1(FORTRAN)

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括弧でくくる: Sample 2: 応用1(FORTRAN)

言語の変更:   C版

■ 概要

このサンプルでは式(1)にしたがって配列x, y, zから配列uを計算します。式(1)では掛け算が3回、足し算が2回あります。式(1)をきれいに因数分解はできませんが、部分的に因数分解すれば掛け算が一つ減らすことができます。

u=xy+yz+zx           ... 式(1)

下の「回答例」ボタンをクリックすれば、式(2)に回答例が表示されます。興味がある方はクリックする前にぜひ考えてみてください。

          ... 式(2)

Code 1は式(1)によってコーディングしたものです。Code 2は式(2)によってコーディングしたものです。配列x, y, z, uのサイズnは10,000とします。計算時間が非常に短いので、より正確な計算時間を得るためにこの計算は100,000回まわします。

■ ソースコード

  ◆ Code 1   ◆ Code 2

■ 計算時間の測定結果

Code 1Code 2の計算時間の測定結果を表1に示します。ここではそれぞれのコードを5回実行して、平均とCode 1Code 2との計算時間の比率も表示します。

表1 計算時間の測定結果(単位: sec)
1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 平均 倍率
Code 1 8.89 9.00 8.91 8.86 8.91 8.91 1.15
Code 2 7.96 7.69 7.69 7.69 7.69 7.74 -

■ 考察

Code 1Code 2に比べて掛け算が1回多いため、計算時間も1.15倍遅いという結果が得ました。



はじめに

演算数を減らす

メモリジャンプを減らす

高性能のアルゴリズム

その他



5 0 0 1 5 6